四季折々

体験した作品の備忘録

終わる世界とバースデイ Genocide Virus (2)

 大量殺人はその後も世界中で発生し、ついに日本にも上陸。高校生ぐらいの年齢の人間にのみ感染する殺人ウィルス(殺人鬼になってしまうという意味)らしい。ずいぶんピンポイントだな
 隣町でも同様の事件が発生したということでいよいよ他人事ではなくなった主人公一行。外の様子を見てくるという死亡フラグを華麗に立てた主人公を、案の定自警団が襲う。かろうじて逃げ出した主人公は織塚と夏越を迎えに行くも、すでに部屋にはおらず、そのまま夜まで捜索。公園で夏越の悲鳴を聞いた主人公が向かうと、そこには織塚の遺体と夏越が。織塚…お前どのルートでも酷い目に遭うんだな…。夏越と合流し家に向かうも、自警団に挟み撃ちにされ絶体絶命の二人。そこにカサンドラが現れ逃げ道へと二人を先導する。本当に何者なんだ
 何とか逃げおおせた主人公たちは、人のいないところへ避難するというナルの提案に賛同したが、夏越だけは藤白を置いていけないと躊躇。それを見た主人公は自分も残ると提案。結局二人は残り、ナルたちは避難することとなった。さっそく藤白を探す二人だが、自警団がうろうろしていて碌に捜索も出来ず、藤白の家にも手がかりなし。学校を隠れ家と決めた主人公たちだったが、その時藤白からメールが。自分は大丈夫だからナルたちと合流してくれとのこと。当然それを見た二人が素直に帰るはずもなく、結局捜索を続ける
 捜索を続ける二人の前で自警団二人が瞬殺される事件が。それをやったのは感染した流花であった。正直ここ藤白だと思ってたから拍子抜けした。感染したことにより常人離れした身体能力を手に入れた流花は二人を追い詰めていく。スカイタワー展望台まで追いやられた二人がいよいよ絶体絶命となった時、後ろから藤白が流花にナイフを突き立てる。思わぬ再会と窮地を切り抜けたことで喜ぶ二人だったが、藤白は自分を殺してくれという。藤白も感染していたのだ。できないよと問答を繰り返す二人の後ろから、藤白に鎌を突き立てる主人公。主人公もいつの間にか感染してました
 ミカを殺したい、殺したくないと葛藤する主人公は最終的に自殺を決意。しかし、そこにミカが寄り添い、最期まで一緒と言い、二人でスカイタワーから飛び降りたのだった。関係ないけど飛び降り後のポエムが携帯小説みたいで面白かった
 エンディング後Continue?の一文と選択肢が。Noを選ぶとそのまま終わり、Yesを選ぶと主人公とミカの最初の出会いをミカ視点で見て終わり。なんでわざわざ選択肢にしたのだろうか 
 結末は悲しいけど、綺麗に終わったな。badエンドが悲惨で正規エンドもこれかよと思わなくもないけど、ちゃんと終わってたしまぁよし。入莉ルートみたいなぶつ切りエンドじゃないだけいいだろう。向こうと違って残すだけの謎がなかったとも言える
 残るルートもクリアして真相解明しますよー