四季折々

体験した作品の備忘録

終わる世界とバースデイ I Am Legend

 誰ルートでもなく、真相解明の一端のようなルートだった
 9/30を迎えた主人公。今までの記憶はぼんやりとして思い出せず、目の前には崩壊した街並みと絶え間ない雨。とにかく自宅に帰る主人公だが、その間誰とも会わず、死体すらなく、自分以外のすべてが消え去ってしまったように感じる。家には当然入莉もいなかった
 誰かいないかと探す主人公の前に、織塚が姿を現す。織塚もまた記憶がなく、自分以外いなくなってしまったという。二人はともに過ごすことに。ライタが違うのか理由があるのか知らないけど、この話の主人公妙にしゃべり方に違和感があるんだよな。入莉をあいつと呼んだり、二人称がこいつだったり、やたら冷めててぶっきらぼうな気がする。まぁ訳も分からず崩壊した世界に放り込まれたらそうなるか
 昼間はいつも通りを通り越していつも以上にテンションが高い織塚だったが、夜は真剣な表情で主人公に語り掛ける。ずっと二人だけでいたいという織塚、いい…というか毎夜冗談交じりとはいえ誘惑されて見向きもしない主人公、ホモかよ
 馬鹿話をしながらスーパで買い物したりする二人だったが、雨が止むと織塚の様子が変わる。気になって話しかける主人公に、織塚は雪が降るという。主人公が問いかける間もなく、本当に雪が降り始める。スカイタワーに行かないとと走り出す織塚。後を追った主人公。訳も分からず質問しようとする主人公を遮り、時間がないから話を聞いてくれという。このままスカイタワーに行けば入莉のいる世界に戻れること、主人公を好きになるのはしょうがないということ、回を重ねるたびにどんどんすきになっているということ。質問しようとした主人公だったが、それを口に出すより早く、織塚が一言一句違わず同じセリフを言う。ループものだったんだろうか。あんまりループしてるって感じはしなかったけど。スカイタワーに向かう織塚を抱き留め、好きならそばにいるからという主人公。何度聞いてもその言葉は嬉しいといった後、織塚は17回目の主人公にさよならを告げて終わり。17回目って17回ループしたってことかな
 部分的に謎が明かされたんだろうけど、却ってわからなくなってしまった。しかしまぁとりあえず言いたいことは一つ、織塚ルートかと思って期待してたら別段そうでもなかったということだ。残念