四季折々

体験した作品の備忘録

終わる世界とバースデイ Happy Birthday (2)

 翌日入莉がさっそく見つけたプレイヤ、夏越と流花を説得開始するも、頭おかしい呼ばわり。そりゃそうだ。おまけに仮に本当だとしても過去が変えられないならここにいた方がまだましと流花にキレられる。放課後はターゲットを藤白に変更。しかし用事があるからそのあとならと言われ待つことに。しかし一向に来ない藤白を探しに行った主人公たちは、父親と言い争う藤白を発見。しかも入莉いわく父親はbotらしい。藤白ルートェ…。しかし父親がbotと言われてもあっさりそうかもなと受け入れる藤白。入莉の説得もむなしく繰り返してきた世界の中の最悪の結末も思い出すのが怖いと現実へ帰るのを拒否
 翌日以降も同じようなことを繰り返しているうちに、学校中で奇人扱いされた挙句教師に呼び出され説教。流石に堪えた主人公だったが、皆がこんなにむきになるのは無意識のうちに疑似現実と理解しているからで、流花には特に説得の可能性があるのではないかと考える。しかし入莉との帰り道、流花を筆頭に声をかけたプレイヤたちに取り囲まれる。こいつら言動から明らかに強姦暴力ちらつかせてるんだけど、この世界犯罪にためらいのない輩多すぎないですかね。そんな中突如織塚が乱入。二三言説得するも無理と判断し三人で逃亡。別にこれ夏越ルートとは事情が違うんだから人気のある所に行けばいいのでは…と思っていたが、なぜか誰もいないところに逃げ込んだ挙句織塚と二手に分かれることに。また織塚不憫フラグか…
 織塚のメールで入莉と主人公を迎えに行った協議会三人に入莉を任せ、織塚を助けに行く主人公だったが、そこで見たのは宙に浮く織塚であった。流花たちプレイヤ軍団も宙に浮かされたり地べたに押し付けられたりとどんと来い超常現象。不憫どころか織塚無双だった。地面に降り立つ織塚に何者なんだと問う主人公の前で、織塚の声姿が入莉のものになり、自身が入莉と同じ人工意識体であり、入莉のプロトタイプであるといった。入莉から不幸な設定を取り除いたのが織塚であったが、性格も言動も陶也たちの知る入莉とは全くの別人であったので失敗作とされた。しかし自我崩壊を起こさないという点を買われ、入莉をサポートする人工意識体として織塚というキャラを与えられた。こんな能力あるならなんで今まであんな目に…と思っていたが、こういった能力が使えるようになったのは陶也がプレイヤとして参加してかららしく、それまでは入莉と主人公が無茶しすぎないように監視役を任されていたらしい。夏越ルートで突然窓枠が落ちてきて織塚リタイアしたのは陶也が介入したんだろうか。あの時監視役どころか入莉をほっといて自分と逃げましょうとか言ってたしな
 帰宅後再度協議会の三人を説得しようとするも、藤白にそれ以上続けるなら協議会を解散すると告げられ、そんなことは誰も望んでないし、止める権利はあるのかと言われる。夏越とナルもすでに同意していて、次こんなことがあってももう不干渉、決して助けたりはしないとナルは宣言。前ルート最後からこうなるだろうと思ってたけど、今までずっと助け合ってきた仲間と対立する展開はきついなぁ。ところが藤白が入莉を捨てて自分だけを愛してくれるなら現実に帰ってもいいと言ったのを皮切りに三人にまとめて告白されることに。うろたえる主人公に、誰を選んでも全員が救われることがない以上、もう交渉の余地はないと言い渡され、ナルからは誰もこの世界から出たくないのだとはっきり告げられる。これには主人公も打ちのめされ、すべて自分の独りよがりで、誰も望まないおせっかいだったのかと落ち込む
 翌日、再びプレイヤ軍団に襲われちゃたまらんと学校を休む二人だったが、買い置きが無くなっていたことに気付き買い出し。平日だから大丈夫と思い出かける主人公だったが、流花とばったり遭遇。しかし流花の方には昨日のことどころか主人公に覚えがない様子。不審に思う主人公の後ろから陶也と織塚が声をかける。陶也の仕業でした。前から思ってたけど、所詮何度も繰り返す世界なんだから適当にリセットかければいいのに、妙に陶也がカズをかばうよなぁ。ReverseEndのナルの銃撃だって仮に実弾だったとしてももう一回初日からやればいいだけだと思った。とにかくこれでもう主人公の身に危険が及ぶことはないという陶也。そして誰も現実世界なんて望んじゃいないだろうという陶也に反論できず、ふらふらと帰宅
 主人公の様子がおかしいことに気付いた入莉に促されるまま弱音を吐き、どうすればいいか聞く主人公に、自分は味方だと言い、どうしたいかと逆に問う入莉。たとえ自分のおせっかいでも、独りよがりでも、他のプレイヤを現実に帰したい、この世界を終わらせたいという主人公に、人工意識体と自覚した今だから出来ることがある、スカイタワーへ行こうと入莉が言った。やっぱり100人説得するのは無理だから別の方法になるんだな。なんで主人公がここまで現実へ帰すことにこだわるいまいちわからないけど、そういう性格ってことなんだろうか