四季折々

体験した作品の備忘録

終わる世界とバースデイ Happy Birthday (4)

 他プレイヤ100人だけでなく、何故自分たちもと問う二人に、それが千ヶ崎入莉の願いだからと入莉は答える。二人も知らない入莉の本当の願望は、誰にも迷惑をかけることなく生きること。自分の存在が大切な人を不幸にしてしまう入莉にとって、主人公だけが一緒にいても不幸にならない対等な存在だったが、それもバイク事故で変わってしまった。それを聞いた陶也が今までの感情を隠した様子を失い、本音を晒す。それを聞いた入莉は、しかし、千ヶ崎入莉ならきっと他の人を巻き込んで生きることを望まない。彼女は現実を愛していたと言い切る。もはや元の入莉とは別の成長を遂げる入莉に対し、所詮お前も失敗作、好きにしろと陶也が諦めたように言うと、魔法少女の変身シーンみたいなCGとともに帰還と凍結が開始された
 ところ変わって協議会の皆のシーン。まずは夏越視点。夏越が世界が終わる日にしたかったことは、流花に本音を言うこと。本音を隠して作り笑いで応じる自分が本当の友達になれるわけないよねという夏越。帰還開始と同時にあらゆるものが光の粒子になっていく様子を見て慌てる流花を抱きしめ、現実でも友達でいたいといい、夏越視点終了。なんかこう、流花が実は良い奴でしたみたいなアレもあまりなく、これで最後かーみたいな。良いんだけどあんまり…
 続いて藤白視点。前から思ってたけど藤白父と主人公、SEEDみたいな顔してんな。藤白が最後にしたかったことは、この疑似現実の表向きの目的である「過去の後悔の払拭」であり、それは自分の父親を一言、お父さんと呼ぶことであった。たとえ相手がbotだとしてもそういいたかったんだとうなだれる藤白に、botのはずの父親がやっとそう呼んでくれたなと返し、光の粒子に消え去る。それを聞いた藤白が私の父でいてくれてありがとうと返し終了。やっぱりこれ現実世界で特定のワードに反応するようプログラムされてたんだろうか
 最後にナル視点。粒子になりつつある二人だったが、特に慌てることも無く、思っていたことを言い合う。そして現実に戻ったら郁のために何かしてあげようと誓うナルが最後に郁に対し、私の弟に生まれてきてくれてありがとうと言い終了。郁がReverseEndで聞きたかった言葉ってのは多分これなんだろうな
 そして主人公視点に戻る。陶也との最後の会話。現実に戻ったら覚えておけよと軽口をいう陶也。陶也からしてみれば今まで同じ目標をもって努力してきた親友が直前になって記憶いじって全部忘れて疑似現実で遊んだ挙句こんなこと辞めようとか言いだしたわけだもんな。普通にキレていいと思うけど、冗談で言うだけで怒ってないあたり、なんやかんやでやっぱり親友なんだなと思う会話。そんな陶也に入莉たちは自分を生み出してくれてありがとうと言い残す。そしてここでふとtexi開いてみたら光の粒子に包まれて読みづらいのなんのって。あとtexiのアイコン枠4つあったけど結局2種類しかないのね。まぁ背景のSD織塚が可愛いからどうでもいいけど。最後はカサンドラが最後まで入莉のことよろしくねと言い残し、Happy Birthday終了
 いやー長かった。まさか4分割するほどとは。長すぎて終わった後書くのもちょっとだるくなったけど、ここで書かないと確実に忘れて後悔するからね。出来るだけ残しておこう。あとはEpilogueとafter17、おまけかな。これでほとんど疑問は解消されたんだけど、結局ノーマルエンドの郁をひき殺しかけた陶也はなんだったのかなーとなってる