四季折々

体験した作品の備忘録

DDLC DokiDoki Literature Club! Natsukiルート

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 ずっと昔に遊び終わって、感想まとめようと思ってる間にすっかり時間がたってしまったので当時書きなぐったメモを忘れないよう再構成。何万字もだらだら書いてある上に気が付いたことを逐次書いていたせいで見返すと我ながら読みづらいし時系列ぐちゃぐちゃで気持ち悪かったので、各ルートと周回で大雑把に分ける

 ナツキ
 ちびでピンクで強気で傲岸な言い回しと絵にかいたようなツンデレキャラ。実際は常に不安で弱気な自分を隠すための防御手段だったので、自分と同じ感性で詩を書き、自分を認めてくれる主人公にあっさり惚れる。マンガ趣味を誰にも認めてもらえず、文芸部以外には友達がいなく、父親には虐待されると4人の中でもけっこうリアルな闇を抱えている。他3人がアレな面を見せつけ過ぎるせいもあって、作中屈指の友人思いかつ常識人枠な印象
 
 各章ごとに詩を作り、その結果ルートが決まるのだけど、wiki読まないと狙うの無理なレベルで喜ばれる単語が予想できない。適当に選んだ結果ナツキに喜ばれたので1週目はナツキに。
 2日目、部室に行くとマンガ棚がモニカにぐちゃぐちゃにされてたとかで怒るナツキ。主人公がマンガを否定もしないけど今まで興味を持ったことも無いと聞いて、じゃあ読んでみろと二人並んでマンガを読む。出会って2日で距離ちっか。イベント後また皆で詩を見せ合う。モニカに見せるとずるしてない?と聞かれる。この時は何も思わず。ナツキに喜ばれる内容なので当然ナツキに気に入られるが、逆にユリからはいまいちな反応。ナツキは変な技巧や迂遠な言い回しを嫌い、読みやすく美しい表現を好むのに対しユリは真逆のタイプなので、あちら立てればこちら立たずといったところ。で、二人が詩についてヒートアップしてしまい、最終的に主人公はどっちがいいかと聞きだす。ナツキルートなので当然ナツキを選ぶとショックを受けた様子のユリ。サヨリのとりなしでなんとか収まるも、彼女曰く今までこんな喧嘩をしたことはなかったのだとか
 3日目、マンガが手の届かないところにあるとかで台の上でふらふらしながら手を伸ばすも届かないナツキ。見かねた主人公が代わろうと申し出るも、むきになったのか大きな椅子を持ち込み、椅子を押さえているように言うナツキ。が、角度的にパンツ見えるじゃんと椅子の上で暴れたせいで盛大にこけて、マンガが傷物になってしまい涙目に。しかしその後は主人公と一緒にマンガを読むうちにすっかり機嫌もよくなる。なつくのはっや。その後詩を見せ合う。連日のアピールでナツキはすっかりやられてしまう。モニカからはナツキはよくない、あなたは賢いから正しい選択をしてくれると信じているとか言われる。ここでなにいってだこいつとなる。ユリは昨日の騒動もありすっかりふさぎこんでしまい、どうせ私の詩なんて気に入らないだろと見せてもくれない。帰り道、サヨリからもしナツキが一緒に帰ろうと言ってたらどっちを選ぶか聞かれる。ナツキと答えると微妙な空気に
 4日目、サヨリが目に見えて様子がおかしいので話しかけるも何でもないの一点張り。モニカに助けを求めると、快く引き受け、二人で何か話している。ナツキも相談に乗ってくれた。その後はまた詩の時間。もうこの段階だと二人でラブレター見せ合ってるような空気になる。サヨリは詩を読むとやけにハイテンションに具合が悪いから早退します!ときた。これは主人公に惚れてたとかそういうあれだったのか。詩を見せ合った後、学園祭に向けた準備を行うことに。各自別の事をして、主人公は誰かを手伝ってねとのことだったのでナツキを選択。カップケーキ作りとのことでナツキの家に行こうとしたら男連れ込んだらパパに殺されるわと返され主人公宅でやることに。冗談めかして言うからわかりづらいけど、本当に虐待されてる子が言うと重い
 5日目、ナツキが訪ねてくる前にどうしてもサヨリのことが気になるのでサヨリ宅を訪問。ここで、サヨリは実は重いうつ病にかかっていること、自分は無価値だけど主人公には楽しく生きてほしくて精一杯明るくふるまっていたこと、主人公に自分以外の友達と居場所を作ってほしくて文芸部に誘ったけど、自分以外の誰かと仲良くなる主人公を見て苦しくなったことを告白。なんだかんだ幼馴染ということでサヨリを大切に思っている主人公はそれを受け入れ、学園祭は二人で過ごそう、君が大切だとサヨリルートかこれと思うような返事をする。ナツキとの約束の時間がきて、サヨリを置いていくのが躊躇われた主人公は3人でやろうと誘うも断られたのでナツキと予定通り二人で開始。サヨリの事引きずって暗くなるかと思ったらめっちゃいちゃついてて笑う。しかしこの前後の会話でもパパがご飯作ってくれるときは出来るだけたくさん食べないといけない。ほんとは帰りたくない。できればもっとここにいたかったと裏を知っていると聞き流せないセリフを連発。初見時は重く受け止めず聞き流してた。
 準備が終わり、ナツキが帰る間際に二人の距離が急接近するも、偶然サヨリに見られてしまう。タイミング最悪か。恥ずかしくなってそそくさと帰るナツキとそれどころではない主人公。主人公が楽しそうにして、友達が出来ることが自分にとって唯一の大事なことであると涙ぐみながら言うが、うれし涙ではなく、とてもつらく苦しい気持ちになってしまう。
 この辺でwikiの攻略に従って一旦データ消去して1週目をサヨリルートでやり直す。後日再度1週目ナツキルートやり直したけど、1週目サヨリルートとほぼ変わらなかった
 ゲームの性質上しょうがないんだけど、ナツキとひたすらいちゃこらする平穏なルートが欲しいと思うぐらい気に入るキャラだった

ナツキの詩
全体的に一読しただけでだいたい意味が分かるように作られている。凝った表現をせず、言いたいことを平易な言い方で書いているが、韻を踏んだりと美しく読ませるための技術は使っているのだとか。なので、上辺だけ読んで可愛い詩だとか言われるのがかなり気に食わないらしい
1.Eagles Can Fly
出来ることをするしかないという詩かと思ってたけど、諦めの詩という解釈が主流らしい
2.Amy Likes Spiders
素敵な子だけど趣味が気持ち悪いから仲良くなんてできないという詩。ナツキの主張は逆で、気持ち悪かろうが他人に迷惑かけたり傷つけたりしないなら勝手でしょというもの。多分自身のマンガ趣味の事
3.Because you
弱く不安を隠した自分だけど、あなたがいてくれるなら強く、確かでいられる。明らかに主人公への直球なラブレター。
3.(他ルート)I’ll Be Your Beach
不安、悩み、恐れや重い気分全部まとめて私が洗い流してあげるから、また自分を愛して、素敵なあなたになってといった感じの、ユリへ送る詩。2つ目の詩でお互いに同じことについて書いたことに気付き、ユリの提案でユリが思いついたテーマについてお互い書いたらしい。作中で一番好きな詩。内容も形も非常に美しい
3.(2週目)ユリとナツキが変だと感じたナツキからのメッセージ。詩ではない
普段のユリはもっと礼儀正しく親切な子だけど、最近おかしい。直接言っても聞かないけど、主人公からなら聞くだろうから、なんとか精神科なりなんなりに行くよう説得して。モニカもなんかやばいからこのメモのことばれないようにして!
ユリと友達になりたいと思っていたナツキは、まだユリを救いたい、元の彼女に戻したいと思って主人公に助けを求めている。健気だ…他2人の異常さが際立つ中、ナツキだけが救い。だからこそ直後にモニカにばれたときプレイヤーが絶望する