四季折々

体験した作品の備忘録

DDLC DokiDoki Literature Club! Sayoriルート

 

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 1週目(2人目)何故かサヨリルートだけ前半の内容をほとんどメモを残していなかった

 サヨリ
 主人公の幼馴染。明るく主人公を引っ張る快活な女の子。碌に友達もいなく部活に入る気もない主人公を心配して文芸部に誘う。ナツキルートで判明した通り、いつからかうつ病にかかる
 
 サヨリあての詩を書くと最初は喜ぶも、4日目にはほかの子を見てほしいと泣き出してしまう。そもそも文芸部に誘った理由が自分なんか放って他の子と仲良くなってほしいだったので納得のリアクション
 メモによるとなぜか学園祭の準備はユリと行ったらしい。多分CG回収のなんかだろう。ナツキ同様準備終了後いい感じの空気になっているところを見られてしまい、同じように会話開始。やっぱりサヨリは主人公のことが好きでどうしようもないのだと悲痛に叫ぶ。「私がここにいなければ主人公も私に同情せずに済んだのに!」「私の我儘に突き合わせることも無かったのに!」「モニカちゃんが正しかった」なんでここでモニカが…。しかしそれを受けて主人公も俺も好きだと返す。これにてハッピーエンドかと思いきや、お互いに違和感をぬぐえない二人。好きあってるはずなのに気持ちが通じない。これが正しいのかわからないけど主人公の言うことだから信じたい。なんか不穏だな…
 学園祭当日、姿を現さないサヨリ。訪ねるのはやり過ぎかと学校へ行くと、モニカしかいない。いやどう考えてもここは行くべきだろ。前日のやり取りをすっかり知っているかのようなモニカに違和感と恐れを覚える主人公。プレイヤーもこのあたりからモニカだけ異質じゃない?と思い始めるころ。パンフレットを見ない?というモニカに促されて手に取る主人公の前に、3つ目のサヨリの詩があらわれる。遺書とも思えるような内容の詩が、なぜかパンフレットに書いてあることに混乱する主人公。詩を見せた後も何にも変わらない態度で接するモニカが怖すぎる
 学校を後にし、サヨリの家に駆け付ける主人公、返事がなく扉を開けると、首つりをしたサヨリの姿が。背景が一瞬バグったようにエラー対処文や立ち絵が表示される。BGM狂ってるのが怖い怖い
 END画面の後にスタート画面に戻ると、サヨリの立ち絵部分が他キャラの立ち絵を分解して再結合したような姿になっていてのけぞった
 ここからDDLC本編スタートみたいなゲームなので恐れ入る。サヨリは最初は本当にベタベタな幼馴染って感じだったので後半本当の部分が出てくると悲しくなってしまった

 サヨリの詩
1.Dear Sunshine
 素直に読むなら眠い朝の詩。まだ出たくないけど陽の光で目覚めて一日が始まる。ただ、多分ここでの太陽=主人公で、主人公がいてくれるからなんとか眠ったままじゃない(生きていられる)ってことかな。うつ病を患う彼女にとって朝起きること、一日を始めることはとても苦痛だけど、主人公のためなら動きだせる、生きていられる
2.Bottles
 私の中の幸せ、夢を残さず友達にあげてしまった詩。直球に暗い。夢や幸せといった明るい感情を、友達にあげてしまったという。私の中の幸せのコレクションが友達の輪を広げた→友達の前では常に明るく陽気な自分を演じ続けないといけなくて、その結果うつ病になってしまったのか。自分の幸せや夢を犠牲にしてまで友達に捧げてしまった。求められる自分と本当の自分の乖離
3.%
 わたしのあたまからでていけ。延々と繰り返されるフレーズ。あなたにとって一番の事をしてしまう前に、あの子に言われたことを全部聞いてしまう前に、あなたへの愛を見せてしまう前に、この詩を書き終えてしまう前に私の頭から出ていけ。だけど詩に本当の終りなんてない。動きを止めるだけ。モニカに散々いじりまわされ、吹き込まれて錯乱してしまったサヨリの遺書のようなもの。主人公は自分なんかじゃなくて他の子と仲良くなるべきで、そのためには自分なんかいない方がいいと思った(あるいは思わされた)